私が見る世界

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私が見る世界

2005.4〜2006.1 in Place where I go


自分の記憶に残るそのままの情景を写真に収めたいと思った。

この気持ちをすべてに、本作品を制作した。
自分が何かを見て心が動いた情景は、その時の感動や喜び、想い、興奮などがプラスされて
記憶に残ると思う。それはとても鮮やかで、ずっと心に焼き付けていたい風景だったりする。
技術の問題も大きいと思うが、日々、私がカメラに収めてきた写真は、そんな強い気持ちで
撮ったものも、どこか空気が薄れていた。
どこか私の記憶の情景とは違っていた。
目で見て、感動してシャッターを押したその景色は、もっと鮮やかであるはずなのに、もっと
すばらしかったはずなのに、どこか感動が劣化してしまっていた。
今回、その問題を解消したいと考え、まず頭に浮かんだ被写体は、私が今まで一番多く撮り
続けてきたであろう「空」を基本とした作品である。
以前にも、空をテーマに組み写真を作ったことがある。それまでにも空は多く撮っていて、
空の写真が大好きだった。
しかし、組み写真として空を表現したとき初めて、それまでに私が撮り続けていた空はすべて
風景の切り抜きでしかないことに気付かされた。空気なんか閉じこめていないただの風景で
しかなかった。それから私の空の写真に対する考えは変わった。
その経験を少しでも活かし、ただの風景ではなく、私の目に映り記憶された「瞬間」を表現
したいと思った。
撮影はあくまでアナログにこだわり、リバーサルフィルムとフィルターを使って行った。
現像方法を工夫し、色の変化を表現した。

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